ご依頼の経緯
S様は東京で仕事をしており、札幌のご実家にはなかなか頻繁に足を運べない状況でした。そんな中、お母様が高齢で一人暮らしをされていることを案じ、帰省の際に当事務所にご来所いただきました。お母様は現在も元気で判断能力も明確ですが、身近に頼れる親族がいないことから、将来的な認知症などの事態に備えたいとのことでした。デイサービスや見守りコールサービスはすでに利用されているとのことですが、いざという時に信頼して任せられる方が必要とのご要望でした。
担当者のコメント
ご相談時には法定後見制度と任意後見制度の違いを丁寧にご説明し、S様とお母様の意向を踏まえたうえで、任意後見契約の締結をご提案しました。特に注目すべき点は、任意後見人として選任されたのが、ご実家近所にお住まいで、長年家族ぐるみのお付き合いがある信頼できるご友人だったことです。
親族が遠方にいる場合でも、日常的な連絡や対応を任せられる地元の信頼者がいることは大きな安心材料です。後見人ご本人にも制度についてしっかりご説明し、双方が納得した上で任意後見契約を公証役場で締結しました。今回は、お母様のご意向もあり、見守り契約や死後事務委任契約、遺言書作成は行わず、必要最低限の備えにとどめる形となりました。
お客様メッセージ
「任意後見制度についてとてもわかりやすく説明していただき、不安が解消されました。東京からは頻繁に帰れないため、地元で母が信頼している方に任意後見人をお願いできたことで、家族としても非常に安心しています。万が一の時にも備えがあることで、気持ちに余裕が持てました。本当にありがとうございました。」