ご依頼の経緯
ご本人は、「何か対策をしないといけない」と感じていたものの、具体的に何をすればよいか分からず、不安を抱えていらっしゃいました。当事務所のホームページをご覧になってご来店。専門家に相談するのは初めてとのことでしたが、「女性同士で話しやすかった」とおっしゃってくださいました。
担当者のコメント
ご本人は将来の認知症リスクも含め、身の回りの整理と遺産の行方について真剣に考えていらっしゃいました。特に「甥や姪に迷惑をかけたくない」「遺産も渡したくない」との強い意向がありました。
まずは、現時点で実行可能で費用も抑えられる「自筆証書遺言」の作成をご提案。遺言書の形式や文言、財産の記載方法など、細かい部分も一つひとつ丁寧にご説明しながら作成を進めました。完成後は、札幌の法務局へ遺言書保管制度を利用して提出し、確実にご本人の意思が将来に反映される形を整えました。
任意後見や見守り契約などの選択肢もご紹介し、将来的に必要と感じたら改めてご相談いただけるよう案内しました。
お客様メッセージ
「遺言書なんて、簡単に書けるものだと思っていたけれど、実際には難しくて、書き方も内容も自分では分からなかったです。こちらで丁寧に教えていただいて、本当に助かりました。自分にもしものことがあっても、これで少し安心できるようになりました。認知症になってからでは遅いと思うので、不安になったときは、なるべく早めにまた相談に来たいと思っています。」