ご依頼の経緯
N様は突然の訃報に接し、相続に関して何も分からず、不安な気持ちで当事務所にご相談に来られました。「自分がしゃしゃり出るのは避けたいが、子どもたちのためにできる限りのことはしたい」とのお気持ちから、まずは法定相続人や相続分についての説明を希望されました。
子どもたちはすでに成人しており、自らの意思で手続きを進めることができる年齢でしたが、突然の出来事に動揺し、どこから手をつけて良いのか全く分からない状態だったといいます。N様は母親としての立場から、一歩引いた位置で子どもたちを支えながら、相続に関する基礎知識と必要な手続きについての説明を求めてこられました。
担当者のコメント
N様の意向を尊重し、まずは法定相続人と相続分の説明から丁寧に行いました。そのうえで、実際の手続きの流れについても、戸籍の収集、相続人の確定、遺産分割協議書の作成、そして相続登記までの一連の流れを明確にお伝えしました。
特にN様は「前妻」という立場のため、感情面や対人関係に配慮が必要でしたが、後妻側との関係は比較的円満で、相続協議においても大きな対立は無かった様子です。多少の譲歩はあったものの、子どもたちを中心に話し合いが進み、冷静かつ現実的な対応がなされたことが印象的でした。
私は、必要書類の収集から協議書の文案作成、登記申請まで一貫してサポートし、最終的にはスムーズに相続登記を完了することができました。
お客様メッセージ
最初は何も分からず、ただただ不安でした。突然のことにどう対応して良いのか分からず、しばらくは放心状態だったと思います。ですが、こちらの事務所にご相談してからは一つひとつ丁寧に教えていただき、道筋が見えてきました。特に女性の司法書士の方で、年齢も近く、親身になって話を聞いてくださったことがとても心強かったです。私だけでなく、後妻のAさんも「安心して任せられた」と感謝していました。本当にありがとうございました。